来年度の国会予算案と税制改正案が閣議決定されました。
過去最大の予算案にビックリ!そして、税収より多い赤字国債の発行を2年続けて実行する暴挙にまたまたビックリ!!です。
家計においても、年収より多い借金を重ねてしまえば、たちどころに首がまわらなくなるのは自明の理であります。
私がかつて財務副大臣を務めていた時、税収より多い赤字国債の発行はご法度でした。
事実、歴史を振りかえっても、戦後間もない昭和21年の予算編成の時のみ、たった一回あるだけでした。そのルールを破ったのが、政権交代後の民主党鳩山政権であり、菅政権もこれに倣い44兆円を超える巨額の赤字国債の発行を続けたのでした。
赤字国債は、還さなくてよいわけはありません。赤字国債の発行で、子ども手当や農家への所得補償をしたとしても、結局、10年後、20年後に返還しなければならなくなるのです。結局、将来世代にツケを回す最も無責任な予算編成であると言わざるを得ないのであります。