公明党の山口那津男代表は3日、赤羽かずよし衆院議員(衆院選予定候補=兵庫2区)と共に、神戸市内3カ所で行われた街頭演説会に出席し、「コロナ禍で傷んだ社会、激動の社会を立て直すには、強力で安定感のある自公連立政権が必要である。その先頭に立つのが多くの実績と実行力を持つ赤羽氏だ」と訴え、絶大な支援を呼び掛けた。
山口代表は連立政権合意に盛り込んだ10本柱の政策について、「まず最初に決めたのは、コロナの感染を克服して安心の社会をつくることだ」と強調。懸念される“第6波”に備え、コロナ病床・医療人材の確保に努めるとともに、感染予防効果が明らかなワクチン接種の推進と国産ワクチン・治療薬の開発体制の強化に力を入れていくと述べた。
また、感染収束を見届けた上で、「新しいやり方でGo Toキャンペーンを展開し、経済のV字回復を図る」と語り、さらなる景気向上の切り札として、温暖化・脱炭素に対応したグリーン化、社会のデジタル化を進める考えを示した。
一方、希望あふれる日本の未来を担う人を育てる観点から、高校3年生までの1人一律10万円の「未来応援給付」の実現、子育て応援トータルプランの策定に全力を挙げると強調した。
赤羽かずよし衆院議員は国土交通相に就任して以来、全国各地の災害現場に足を運び、被災者に寄り添う復旧・復興に取り組んできたと力説。国民の命と暮らしを守るため、流域治水対策や主要駅のバリアフリー化などを進めた実績を紹介し、「伝統の一議席を断じて守り抜く」と必勝の決意を訴えた。