自公結束し日本を前に

赤羽氏「激励する会」で必勝誓う 
政策に磨きかけ政権運営 
神戸市で菅前首相、河野デジタル相、斉藤国交相ら

菅義偉前首相は14日夜、神戸市で開かれた公明党の赤羽一嘉幹事長代行を激励する会に出席し、自公が結束して日本を前に進めていく決意を力強く訴えた。河野太郎デジタル相、斉藤鉄夫国土交通相(公明党)らも参加した。

必勝を誓う赤羽幹事長代行(中央左)への絶大な支援を呼び掛ける菅前首相(中央右)、河野デジタル相(左端)、斉藤国交相(右端)ら=14日 神戸市

菅前首相は、安倍晋三政権時代に原子力災害現地対策本部長(経済産業副大臣)を務めた赤羽氏の献身的な活動を振り返り、「人の見えないところで汗水を流すのが赤羽さんだ。福島、東北の復興なくして日本の再生はないとの思いは今も変わらない」と力説した。 また、自公連立政権の成果として、携帯電話料金の引き下げや不妊治療への保険適用、軽減税率や平和安全法制の実現などを挙げ、「(民意に)応えるのが政治の役割だ。自公が互いに切磋琢磨し、政策に磨きをかけ政権を運営していくことが極めて大事だ」と訴えた。 デジタル化、脱炭素社会めざす
河野デジタル相は、人口減少・少子高齢化や過疎化が進む中、地域公共交通の維持や自治体業務の効率化など「人が人に寄り添うぬくもりある社会をつくるための手段がデジタル化だ」と強調。「赤羽さんをはじめ公明党の皆さんと手を取り合って日本のデジタル化、政治を前に進めていきたい」と述べた。 斉藤国交相は、神戸港全体で温室効果ガスの排出実質ゼロをめざす「カーボンニュートラルポート」計画や大阪湾岸道路西伸部の早期実現、神戸空港の国際化など、日本の国際競争力を高めていくために「赤羽さんが必要だ」と述べた。 赤羽氏は、人口減少・少子高齢化に伴う人手不足や脱炭素社会の構築、女性活躍の推進など山積する政治課題を前に「(日本の)かじ取りを担うのは、責任ある自公連立政権しかない。皆さまの声を国政につなげていく」と必勝へ決意を訴えた。 会合にビデオメッセージを寄せた岸田文雄首相は、政権が重要政策課題の一つに掲げる脱炭素社会の実現に向け「赤羽さんの発想力と実行力が不可欠」と述べた。 このほか、久元喜造・神戸市長、自民党の末松信介県連会長(参院議員)が来賓としてあいさつした。